あなたは自然分娩？帝王切開？無痛分娩？
あなたにとって、良いお産って何でしょうか？
私は、良いお産。
私らしくお産をすると言われたときに、自然分娩をイメージしていました。
それは、私が助産師として教育を受け、実際に働いていたときに当然のように思っていたことでした。
次女の出産は、助産院と決めていました。
家族が見守る中、私の産む力を使って、自然分娩をする。
長女に赤ちゃんが生まれるところを見せてあげる。
ところが、出産当日、陣痛が強くなると、次女の心拍が落ち始めました。
緊急搬送、病院で顔位であることが判明。吸引分娩、帝王切開を経て出産しました。
あんなに、心拍が落ちていたのに、次女は出産後とても元気でした。
「無事で良かったね。本当に良かった。」
そう言われるたびに、もやもやした気持ちになりました。
私が、思い描いたお産じゃない。
「どうして、顔から生まれようとしちゃったの？」
そう思っては居心地が悪い。
自然分娩が出来なかった悲劇のヒロインを、一ヶ月ほどやりました。
そこから、抜け出せたのは、次女のおかげ。
限りなく、私から受け取って、惜しみなく与えてくれる存在を前にして嘘がつけなくなったから。
こんな可愛い子が産まれて、いつまでこれをやっているの？
素直に帝王切開があって良かったと思っていいのでは？
そこからは、色んなことに気付いていきました。
助産師として、緊急搬送も吸引分娩も帝王切開も経験したかった？
笑いが込み上げて、止められなくなりました。
私の中にあったお産に対するものの見方が、とても変わりました。
良いお産が、その後の育児に繋がる。
陣痛を乗り越えた先に、喜びがある。
産みの苦しみを味わってこその母親。
それを聞いて、勇気づけられる人もいます。
同時に、ひどく落ち込む人もいます。
先日、無痛分娩を希望され、それが叶わなかったママとお話しする機会がありました。
この出会いは、私にとって素晴らしいギフトとなりました。
私の中で、無痛分娩は選択肢にありませんでした。
無痛分娩を選ぶママは、自然分娩の良さを知らないからそうするのだとどこかで思っていました。
だけど、彼女と話してそうでないことに気付きました。
あなたの体が、安らぎと共に赤ちゃんを迎えられるには？
あなたにぴったりのお産を受け取るには？
どんなお産も、命をかけて臨むものです。正解はありません。
私は、このお産しか受け取りませんと決めてしまっていますか？問いかけ続けて、選び続けてください。
私達は、日々変わっていく存在です。赤ちゃんの状態も、お産の進行も、その時によって変わります。
お産のもやもやお話ししませんか？😊❤️
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